NPO会計支援センター

2005年からNPO法人の会計支援に特化した活動をしています。
NPO会計に関するいろんな出来事などを綴っていきます。


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喉元を過ぎても忘れないで!

決算期、質問が多々舞い込みます。

事務所で対応するほか、親しいNPOスタッフから

自宅パソコンへプライベートの相談メールが入り、

夜なべ仕事で返信に大わらわの日も少なくありません。

 

先日も、

会計は難しいと嘆くKさんからメールが届きました。

この時期によくSOSが来る人です。

俗に「できない子ほど可愛い」と言いますが、

失礼ながらKさんもその1人なのかも知れません。

きっと安易に答えてしまう当方もよろしくないのでは?

と思いつつ、例年同じことの繰り返しです。

 

届いたメールは、こうです。「活動計算書は問題なく

作成できました。でもなぜか、貸借対照表の『資産合計額』と

『負債及び正味財産合計額』が合いません。助けてー!」

さっそく確認して、まず目についたのは貸借対照表に対する

固定資産の計上ミスです。

年度初め取得の固定資産額が 取得価額のままであり、

減価償却費が固定負債欄に 計上されています。

初めての固定資産計上で、 きっとパニックだったのでしょう。

 

確かに固定資産と減価償却は、不慣れな人には 難しいテーマですね。

考え方を伝え、記載場所や 数値を変更してもらいました。

でも、まだ貸借の数字が合いません。 あとは、

財務諸表では分からない細部の確認が必要です。

年間の記帳と入力が正しいか、期末の現金と預金の残高、

各勘定科目の期末合計額が正しいかなどのチェックが必要です。

幸い記帳洩れと入力時の数字ミスが発見でき、一件落着しました。

 

Kさんにとって、「会計が難しい」と嘆かず、 数字の一つ一つを

丁寧かつ確実に処理していくことの 大切さが再確認できたと思います。

本来、日次・月次でチェックをしていれば、

決算時に騒がなくてもいいのです。

「喉元を過ぎれば熱さを忘れる」と言います。

でもKさんには、今回のことを忘れないで

今後の日常業務に反映していただき、

年度末のSOSがなくなることを期待しています。

 

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