NPO会計支援センター

2005年からNPO法人の会計支援に特化した活動をしています。
NPO会計に関するいろんな出来事などを綴っていきます。


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簿記を紹介した福沢諭吉

西郷どん、龍馬に続き、やはり維新当時の人物で

登場してほしいのが福沢諭吉。

ご存知、1万円札の人です。

龍馬らは国の骨組みを変えようと命がけで

苦心惨憺しましたが、諭吉は幅広い識見を基に

日本の教育や文化の礎を築いた功績者。

いわば、この国のソフト面を変えた人でした。

 

幕府の軍艦「咸臨丸」で渡米した後も、

渡欧、再渡米して見聞を広めます。

病院や学校などのインフラを一新し、

衣食住に西洋文化を取り入れるなど、

庶民の生活を変革しました。

また、慶応義塾の創設ほか、いくつもの私立学校の

設立に関わるなど近代教育の礎を築いた教育者でもあり、

自由・独立・平等の精神を訴えた著書「学問のすすめ」は

20万部の大ベストセラーになりました。

 

「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」

の言葉はあまりにも有名です。

しかし、これだけ名が売れている彼が、洋式の複式簿記を

紹介したという事実は、意外に知られていません。

明治6〜7年、彼が40歳のときに、アメリカの商業学校の

簿記教科書を翻訳、「帳合之法」という本を出版したのです。

 

ゲーテは、

「複式簿記は人類が産んだ最大の発明のひとつである」と

言ったそうですが、その画期的な記帳方法が初めて我が国に

持ち込まれたのでした。 縦書きで簿記本を作るのはかなり

難しかったでしょうし、日本にない用語の翻訳には

相当苦労したようです。

今も用いられる「借方・貸方」の語は、彼が苦吟の末に

生み出した造語でした。1万円札の肖像に選ばれた理由の一つに、

日本銀行が彼の提唱で設立された功績もあるのでしょうけど、

筆者としては、簿記の先駆者に対する国民的な謝意の表われも?

と思いたいところです。

 

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