NPO会計支援センター

2005年からNPO法人の会計支援に特化した活動をしています。
NPO会計に関するいろんな出来事などを綴っていきます。


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きれいな体で出直したい

あるNPO法人の理事長さんから相談がありました。

「会計がぐちゃぐちゃなので何とかしたい。」  

ときどき飛び込んでくる、“あるあるSOS”です。

 

内閣府ポータルサイトで、ぐちゃぐちゃの実情を

確認して驚きました。なんと貸借対照表の現金残高が、

100万円を超えるマイナスなのです。  

ご存知のとおり、現金残高がマイナスって、

たとえ△1円だって生じないはずです。

まれにマイナス残高の現金出納帳などを見ることは

ありますが、「ありえない!」と申し上げて原因の

発見に努めていただきます。

 

今回、金額が大きいので、直感したのは理事長立替金

の未計上でした。しかし、ご本人には思い当たることが

ないからこその「ぐちゃぐちゃ」という自覚症状であり、

SOSなのでしょう。既に原因発見への自助努力では

おぼつかない重症に至っていると見られます。

 

これは大変!と、さっそく法人事務所をお訪ねしました。

「数年前に事業上の煩瑣な時期があり、会計事務が

いいかげんになった。以来、ぐちゃぐちゃ症状が続いている」

のだそうです。 「きれいな体になって出直したい。」

まだお若い女性理事長さんの何げないひと言に、

「その言葉、適切かなー?」などと余計なことを思いつつ、

解決策を考えました。

 

このような状況で、魔法のような解決策があるはずもありません。

現状を詳細に把握し『できていること』『できていないこと』

『これからやるべきこと』の整理から始めます。

 

結局、今回のケースは「現金の管理」という最も基本的なことを

「正しい方法」で、できていなかったのが原因でした。

そこで、

「当センターのお勧めする会計日誌を使って、現金を正しく管理し、

日々のお金の有り高を確認することと、領収書の整理から始めましょう。」

ということになりました。

 

以来、日常の現金管理、月次の処理など、アドバイス通り

的確に実践されているので、今年度末にはご所望の

「きれいな体」に戻っていただけるはずです。

 

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