
2017.09.09 Saturday
前回の「究極の支援策」を読んで、自称愛読者の友人が
早速電話をくれました。いわく、「ちょっとオーバーちゃーぅん?」。
言われてみればそうかも?と思いつつ、「でもな」とルル説明しました。
NPO法人の会計担当者は、活動に共鳴して参画したものの、
会計力がある人ばかりではありません。知識や手法を理解せずに
何とかなる世界ではなく、一定レベルの処理能力を要します。
ではその実践力と自信をつけるためにどうするか?
荻野代表が会計担当者の支援事業を10数年続ける中で
考え続けて到達したのが、検定という手法です。
それも、単なるテストによる資格認定が目的ではなく、
実務密着のテキストを作り、その解説講座も行った上での検定です。
筆者もテキストの一部、僅かばかりの原稿を担当しましたが、
最初はダメ出しを食らいました。
荻野代表の目指すものと視点が全く違ったのです。
「それじゃ検定本じゃなくマニュアルじゃないですか!」と
思わず言いたくなる食い違いようでした。
でもあっさりと、
「そうですよ、実務でみんなが困っていることを書くのです」と
言われてみて、「なーるほど」とやっと理解できたのでした。
いわゆる「検定本」ではなく、狙いは「講座も検定もある実務教本」
だったのです。
多数の法人に個別支援は無理。でも現状のまま放っておけない。
ではどうする?と悩んだ末に行き着いたのがこの「究極の支援策」なのです。
○級などの等級はなく、「入門」「基本1」「基本2」など、
のテキスト名がそのまま検定の種別を表すなど、少々変わった「検定」と言えます。
でも、この風変わりな検定が世に広まり、悩める会計担当者への
福音なれかしと切に祈る公開前夜の今日この頃です。