
「会計は専門でなく、実務で会計を担当したこともありません。」
筆者が講座などで話す自己紹介のさわりです。
「横道から会計に入ったので、迷える人の気持ち、分るなー」と
言いたいのです。
会計力の素地は、企業人時代、自部門の損益管理や監査部門経験の中で
養えたと思います。でも一番力がついたのは、NPOで多くの運営相談を
こなしたおかげと思っています。
会計の課題に、相談者と共に迷い悩みつつ、知識と自信が増したことを
実感しています。「質問を受けることが、自分のステップアップへの近道」
振返ってみれば、そんなことが言えるかも知れません。
昔の自分なら「現金出納帳の書き方」講座があるなんて考えられないことでした。
「そんなの簡単、誰でもできる」と思い込んでいたからです。
上滑りで何もわかっていませんでした。
でも今は大丈夫、現金出納帳が会計現場では何よりも大切で、
しかもなかなか一筋縄ではいかない代物だと知っています。
例えば現金残高がマイナス!あり得ないことが起こる不思議。
「間違っています」の指摘は簡単です。
再発しないためにどうすればいいか?それが私たちのチャレンジなのです。
会計だけに専念できる環境でなく、教えてもらえる人も身近にいない。
でも、決算の公表が義務。思えばなかなかハードなことを、
皆さんやっていらっしゃる。だからこそ、支援に熱が入ります。
当センターの荻野代表など、熱が入りすぎて、「NPO法人会計検定」を
始めると宣言しています。詳しくは追ってHPトップページ(現在工事中)で
お知らせしますが、とにかく会計担当者の実務力向上のために
どうすればいいかを考え続けた結果の「究極の支援策」です。
現場密着の、中身の濃いテキストも近々デビューします。
真に受検者思いの新しいタイプの検定、乞うご期待です。