NPO会計支援センター

2005年からNPO法人の会計支援に特化した活動をしています。
NPO会計に関するいろんな出来事などを綴っていきます。


<< 借入金を活動計算書に | main | 「あるある賞」にノミネート? >>
簿記は必要ですか?

過日の講座で、受講者さんから

上記の表題のような質問を受けました。

 

「会計担当者が辞めたので、突然その役割が

自分に回って来た。会計は初めてで困っている」そうです。

 

NPO法人会計基準では複式簿記が採用されています。

だから、前述の質問への回答は本来簡単なことです。

そもそもNPO法人制度は、お役所よりも市民の目による

監督を重視し、そのための情報公開を前提とします。

決算書を所轄庁に出すのは市民に公開するためであり、

信頼される会計データ作成のために複式簿記が採用されたのです。

つまり、答えは「もちろん必要」です。

 

でも、いろんな法人さんの実情を考えると何とも答え辛い気がします。

「複式簿記の知識が必須」と言えば、困惑されるだろうNPO法人さんが

少なくないはずです。「簿記を知らない会計担当者は珍しくない」のが、

NPO界の常識と言えるかも知れません。

 

「お金の出入りが少なく、現金出納帳だけで大丈夫」

「ソフト入力だけで決算書までたどり着ける」など、

簿記を知らなくても何とかなっている実態があります。

そして、それでもいいのだと思います。

要は日々の正しい事務処理の結果として正しい決算がなされること、

それが絶対条件(must)です。とすれば、「簿記の知識」は

必要条件(should)と言ってもいいのではないでしょうか。

 

簿記上級者が必ずしも会計事務に堪能ということではありません。

でも、簿記の知識を身につければ日常の実務に自信が増すでしょうし、

スキルの広がり、深まりも期待できます。ボチボチでいいから基本的な学習に

取り組んで行くことができれば、それがベストだと思います。

 

| 会計あるあるブログ | 09:18 | - | trackbacks(0) |
この記事のトラックバックURL
http://news.npokaikei.com/trackback/1636904
トラックバック

CALENDAR
S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
PROFILE