NPO会計支援センター

2005年からNPO法人の会計支援に特化した活動をしています。
NPO会計に関するいろんな出来事などを綴っていきます。


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団体訪問珍道中! 特非)メリーポピンズの会 さまへ
こんにちは!かみとくです!
第3回目の今回は「特定非営利活動法人 メリーポピンズの会」さまです。
宝塚市逆瀬台の閑静な住宅地のなかに、事務所があります。
バスを降りてすぐでしたので、方向音痴の私も迷わずたどり着くことができましたー(^^)

まずは、ご紹介から。 
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<目的>(定款)
この法人は、園芸ボランティア活動を行う個人及び団体の能力の向上や交流・協力を
推進することによって、幼児・青少年・一般成人・障害者などのあらゆる人たちのために
花と緑の環境を保全し、より美しく豊かにすることによって、社会に貢献することを目的
とする。

<事業の規模>約330万円(2013年度)
<理事>9名  <監事>1名
<HP:メリーポピンズの会
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<インタビュー>理事長:大日向(おおひなた)様

紙徳:団体設立のきっかけを教えてください。
大日向様:阪神淡路大震災が起こった1996年、たまたま訪れた地域のデイサービス施設の
     庭が手付かずなのを見て、「これだ!」と閃きました。女性は炊き出しやら
     仕事がたくさんありますが、男性は手持無沙汰の人も多かった。
     そこで、「力仕事なら男性も貢献できる」と声をかけ、荒れた庭に花壇を
     つくり始めたのがきっかけです。

 紙徳:メリーポピンズの会、素敵なお名前ですね。
大日向様:花壇まで行くのに坂を上るのがしんどくて、誰かが「メリーポピンズの傘が
     あればいいのに。」と言ったんです。それと、明るい名前にしたくて、
     パピプペポのようなはねる音を入れたい、と漠然と思っていたのがリンク
     しました。さらに、メリーポピンズのストーリイも、人助けだし、と。
     それならこの会にもふさわしいんじゃないかと思って、決めました。

 紙徳:園芸を学ぶ「タンポポ塾」のお名前も、そうですか?
大日向様:はい、これも、パピプペポのはねる音が2つ入っていますよね。
     私は会社員時代、ブランディングも手掛けていましたので、そこはちょっと
     こだわりました(笑)。 塾生がタンポポの種のように風に乗ってあちこちに
     飛んでいき、園芸を通した温かい交流が生まれることが理想です。

以上のお話のほかにも「シニア世代の社会貢献」というライフスタイルを代表するような
団体にしたい、とのことで、ボランティアの意義や、今後の社会の動きにあわせた、
たくさんのアイデア等もお聞かせくださいました。 かなりのご多忙のなか貴重なお時間を
頂戴しありがとうございました。

<インタビュー>会計担当者:大西様、吉田様、片山様

事務所内は、とてもすっきりと整えられています。 インタビューの間も、片付け作業と
お話が同時進行、限られた出勤時間を有効活用されていました。 デザイン性のある棚は、
もともと化粧品屋さんだった建物の名残だとのこと。素敵ですね☆




 【会計業務について】

Q1:現在の会計業務の体制を教えてください。
「私(大西様)が会計日誌の係です。片山さんが仕訳と会計ソフト入力の係です。
吉田さんが切手の係です。現金の管理は、私と片山さんの二人です。金庫の現金を
数えるのも、二人で一緒にやります。」


Q2:現金の流れを教えてください。
「1、会員さんからの現金と切手は、専用のケースに入れていただきます。
   その時にノートにも必ず記入していただきます。
 2、それをもとに、私(大西様)が会計日誌に転記していきます。入金伝票、
   出金伝票、振替伝票を切ることもあります。
 3、そして、片山さんがee−会計ソフトへ入力していきます。」


Q3:受取寄付金のなかで、切手の金額がすごく多いですよね。
「はい、未使用切手を寄付していただいてるんです。年に4回の広報誌を送付する時に、
通信費として毎回約2万5千円ほどかかるのですが、全てこの未使用切手を使わせて
いただいています。」


Q4:そんなに集まるものなのですか!!
「はい、記念切手のシートでくださる方や、大掃除の時にまとめてくださる方や、
いろいろです。でも管理するのが大変で。今は吉田さんが専属で担当してくださって、
すごく助かっています。」


Q5:いまの体制になられて何年くらいですか?
「3人体制になって1年半です。私(大西様)は、もともと銀行に勤めていたのですが、
12年前に大日向さんに声をかけていただいてからですね。家がお向かいなので、
やめるにやめられません(笑) そのあとに、会社で経理をされていた吉田さんが
入ってこられて、10年くらいになります。片山さんは、タンポポ塾で2年学ばれた後、
一昨年の秋から事務局に入ってくださいました。
同じ会計でもそれぞれの得意分野が違うので、良かったです。吉田さんは整理整頓が
得意なので切手担当、片山さんは経理の資格もお持ちだし起業塾でも学ばれていて
パソコンが得意なので入力担当。それに、やっぱり、3人、というのが良いです。」


Q6:その理由を教えてください。
「会計は地味な仕事でしょう。大変で重責を担うわりには褒めてもらうことも少ないし。
おまけにボランティアですから、責任感だけでは続きにくいんです。1人では、やっぱり
難しいですね。こうやって、3人でワイワイ楽しくするのが、続けるコツでしょうか。
 大事なことは、『楽しくするためには創意工夫が必要』だということです。」


Q7:会計業務の中で気を付けておられることを教えてください。
「お金は、短期で合わせる!ということです。」

Q8:今後の展望について教えてください。
「以前イベントが多かった時期があって、同じ費目でもイベント毎に分かれている
のですが、イベントを縮小した現段階では、多すぎて逆に使いづらくなっています。
ee−会計ソフトの中の勘定科目を整理していかないと…と、思っています。
グループの管理も検討課題です。たとえば会員会費について、今まではグループ毎に
集めていたのを本部一括集金に変更したり、少しずつ変えていっている段階です。
そして、いまの3人体制を楽しく維持していく、ということですね(笑)」




会計日誌 ↑↑「NPO会計日誌」 中身をお見せすることはできないのですが、
とっても正確かつ丁寧に記帳されています。 そして、活動場所のひとつ、
「せいれい逆瀬台デイサービスセンター」へ。

 こちらは、タンポポ塾の実習場所として、また、メリーポピンズの会全体の
園芸活動を引っ張るリーダー花壇として位置づけられています。
しかし…すごい坂…これは確かに「メリーポピンズの傘」がいりますね…苦笑
(ご厚意により、お車で送っていただきました…。)

こちらでは、タンポポ塾の1期生であり、10年前から携わっておられる、
ボランティアの湯浅様がガイドしてくださいました。
事務局と湯浅様が打ち合わせをされている合間に、素敵なお庭を何点か撮影
したものの…カミトクにはどうも写真撮影の能力がないようですね…(><)




 …ということで、HPより拝借。主に、夏〜秋のお庭です。







季節によっても、時間帯によっても、草花の様子はまったく違うし、
いろんな顔を見せてくれるのだそうです。 美しい草花を見て癒されたり、
土を触ったり、成長を楽しんだり。
人と人とがつながりやすい園芸のもつ力は偉大ですね☆

インタビューは、以上です。
貴重なお時間、ご協力いただきまして、本当にありがとうございました。
また、今後とも引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

☆☆〜〜かみとくのひとりごと〜〜☆☆
今回も、楽しくて楽しくて時間があっという間に過ぎていきました。
が!!お三方の年齢をお伺いして、ビックリ!! 公表は控えますが、
ほぼ私の倍です…。しかし、外見、考え方、行動…。 本当に素敵で、
「私もこんなふうに年を重ねたい!!」と、強く思いました☆ いまから
でも間に合うのかは疑問ですけれども…(^^;)

ところで、3人体制は、理想ですよね。 大日向理事長も、「1人でできる能力が
あっても、会計は複数名で担当していただくことにしています。」と言われて
いました。その理由として「茶のみ話で気軽に会計の状況を聞いてもらうのが
理想だけど、女性ひとりだと聞きにくいですよね。その点、3人だったら
聞きやすいでしょう。」とのこと。

言われてみると、確かにそうかもしれません。 もちろん、複数の目で見てミスを
防いだり、不正防止の面から考えても理想です。

園芸も、会計も、実は3人が一番安定しているのだそうです。 4人、5人は
一見よさそうですが、今度は調整が負担になるとのこと。
組織が拡大するときに、気を付けるべきポイントでもありそうですね。
やはり、会社員時代に国内外で幾多の事業を手掛けてこられた大日向理事長の
お言葉には、重みがありました。

しかしそうはいっても、人材には限りがあり「複数の担当者なんておけないよ〜」と
言われるところも多いと思います。 ひとり何役もこなしておられるところも、
多いでしょう。ただ、その現実の部分は現在の状況として把握し「ではこれから
どうしていくのが良いのか?」ということを考えるきっかけにはなるかもしれません。

今回の取材では、会計ソフトに入力する前の段階を中心にお話を伺いました。
ぶっちゃけた話、入力作業は後でもできるのです。 しかし、その前の作業が
いかに大事か、ということなのです。
万が一、会計担当者に何かが起こったとしても、後で誰がみてもわかるように
資料が整えられているかどうか、という部分、忘れがちですがとても大事なこと
です。会計担当者さんひとりだけがしんどくならないように、分担できる部分は
ないのか、今より合理的な方法はないのか、等、一度、話し合う機会を設けて
みられてはいかがでしょうか。

…なんだか重くなってしまいましたが、最後にもう一度、名言を再掲します。
楽しくするためには創意工夫が必要』 それでは失礼いたします。

次回も、どうぞよろしくお願いいたします(^_^)/~
                  /会計担当新米スタッフ:紙徳真理子
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