NPO会計支援センター

2005年からNPO法人の会計支援に特化した活動をしています。
NPO会計に関するいろんな出来事などを綴っていきます。


<< NPO法人会計レベルアップ講座 | main | 「預り金」がない? >>
預り金の取り扱い方法

良く見かける「預り金」の処理方法

 

困った!相談事例で多いのが、

講師への謝礼金を払ったときの預り金の取り扱い方法。

 

講師謝礼金を支払ったときに「源泉所得税」を預かって

納税しなければいけないことは、比較的知られています。

ところが、その「預かる税金」の処理が問題です。


良くある困った例(?)が

本当に「預かって」いる、のでです(@_@;)

封筒にいれて「預かっている」というケースが困りものです。

たとえば、10,000円の謝礼金と決まっている場合

講師をしてくれた人には、謝金×10.21%=税金なので

10,000円×10.21%=1,021円(源泉税)を税金として

団体が預かります。講師には、10,000円-1,021円=8,979円を

手渡します。

 

問題はこのときの、現金出納帳の書き方です。

現金出納帳には、『出金、10,000円』と記録されているだけなのです。

このように書く考えは、おそらく次のようなところでしょう。

 

8,979円は、講師に手渡す。

1,021円は、税金で納付する。

結果、お金が出ていくのは10,000円だから。

そして、税金はそのまますぐに銀行で納付するか、

あるいは、封筒にいれて担当者の引出しにあったりします。

 

皆様のところは、そんなことありませんか????

 

この作業は、一見、問題なさそうなのだけれど、

やっぱりいろいろと問題がある!のです。

この方法は、日々の処理の混乱の原因となります。

そもそも、

税金を預かったことをノートに書いていないから

あとから、なにかあっても調べようもない。
これは、まずい!ばかり。

「会計」の重要なポイントは、事実を書き記すこと。

封筒に、現金をあずかっていることを、

現金出納帳に書き記しておかなければ事実といえないわけです。

今回の例で大切なのは、税金を預かって納付することが帳簿に

記録されることです。

 

現金出納帳に書くには次のように考えます。

封筒に税金をいれて管理するのはやめましょう。

 

1)講師謝金は、総額10,000円で、講師には10,000円の領収証をもらう。

→ 講師に10,000円を払った。

 

2)源泉所得税をあずからなければいけないので、10,000円を講師に

渡して、同時に、税金分の1,021円を団体に戻してもらった。

→ 講師の手取りは、8,979円になる。(領収証は10,000円)

 

3)後日、税金8,979円を納付する。

→ 納付するときにあらためて、8,979円を出金する。

 

 

このように処理することが必要です!

わからなくなったら、いつまでも悩まずにすぐに

ご相談ください(^_-)-☆

 

 

 

| 会計相談でよくある事例 | 12:38 | - | - |