NPO会計支援センター

2005年からNPO法人の会計支援に特化した活動をしています。
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預かった社会保険料は何月分?

給与を払ったときの「社会保険料」について

 

その社会保険料は「何月分の社会保険料」ですか?
ここは、間違いが多い処理のひとつです。

「給与の会計処理」で、現金で給与を払ったときに、

預かった社会保険料の記帳方法を説明しました。

この「預かった社会保険料」の話です。

 

この事例は、5月労働の給与を、6月10日に現金で支払いました。

このときに大切なのは、この給与支払い時に預かった社会保険料は

何月分の社会保険料」であるか、ということです。

通常は、6月10日に支払う給与から預かる社会保険料は、5月分

あることがほとんどです。

5月分を6月10日の給与支払い時に預かって、6月末に引き落としされます。

 

しかし、翌月払いではなく同月払いの給与の場合には問題です。

たとえば、給与の締日が20日の場合です。

 

4月21日から5月20日間の労働に対する給与支払いで

支払い日が、5月31日のとき。

5月31日に支払う給与から預かる社会保険料は

次の2通りがあります。

(1)4月分の社会保険料

(2)5月分の社会保険料

自分の団体がどちらなのか!を把握しておくことは、

非常に重要なことです。

 

えっ?何が違うのか?って。

たとえば(1)4月分の社会保険料の場合。

4月分の社会保険料を5月31日給与支払い時に預かって、

5月31日の自動引き落としで納付します。

 

たとえば(2)5月分の社会保険料の場合。

5月分の社会保険料を5月31日給与支払い時に預かって、

6月30日の自動引き落としで納付します。

 

年金事務所が引き落としするのは翌月末ですから、

(2)の場合だと、預かった社会保険料を1か月分

団体で持っておくことになりますね。

そうすると、会計処理では、月末の預り金の残高が

1か月分の社会保険料があることになります。

 

(1)か、(2)かによって、会計処理にも影響します。

もちろん、入社時、退職時の社会保険料の預かるタイミング

違ってきます。労務管理を最初からきっちりとしておかないと、

途中からわけがわからなくなります。

そして、等級や料率が変更になったときにも影響し、

会計処理が混乱する原因にもなります。

 

皆様は、自分の団体の給与から預かる社会保険料が

何月分なのかを、きっちりと把握できていますか?

| 会計相談でよくある事例 | 16:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
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