NPO会計支援センター

2005年からNPO法人の会計支援に特化した活動をしています。
NPO会計に関するいろんな出来事などを綴っていきます。


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給与を現金で支払ったときの現金出納帳

会計初心者にとって悩みの種が「給与の会計処理」

給与計算はなんとかがんばってできて、支払もできた。
でも、これを現金出納帳にはどうやって書けばいいのでしょうか?

 

「給与明細」


給与明細の本人手取り額は、174,194円です。

現金出納帳への記帳で、よく見かける書き方は、

174,194円を払ったという一行で済ませている方法です。

 


これは、お金が動いた金額をそのまま、きちんと現金出納帳に

書いているわけですから、良さそうですね。

でも、実は、このままではだめなんです。

なぜでしょうか?
この書き方だと、この松島さんの給与の金額は、

174,194円になってしまいます。


えっ!それでいいんじゃないかって? そうですか?

松島さんの給与の手取り額は、174,194円です。
でもそれは社会保険料や雇用保険や税金などをひいたあとの金額です。

松島さんの本当の給与の額は「200,000円」です。
そして、通勤費の額が「10,000円」です。

つまり法人から松島さんへの支払額は、
給与200,000円と、交通費10,000円です。

この場合、現金出納帳には、一旦、

200,000円と10,000円を「出金」の欄に記入します。

そうすると、実際にお金が動いた金額とあいませんよね。
そこで、給与から控除した社会保険料や雇用保険や税金をも

書く必要がでてくるのです。


考え方は次のとおりです。
松島さんに、200,000円の給与と10,000円の通勤費を手渡した。
でも、手渡した瞬間に同時に

社会保険料と雇用保険と税金を松島さんから預った。


つまり、給与と交通費は「出金欄」
社会保険料と雇用保険と所得税は、

「入金欄」に書いて、本人からお金を預ったとします。
 



このように書きます。
これは、普通預金から支払ったときも考え方は同様です。

 

振替伝票を書く場合は違いますが、現金で支払いをして

現金出納帳に書く場合には、このように書くようにしましょう。
 

| 会計相談でよくある事例 | 22:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
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