NPO会計支援センター

2005年からNPO法人の会計支援に特化した活動をしています。
NPO会計に関するいろんな出来事などを綴っていきます。


ちょっと厚かましい?お願い

いよいよ「実践」の本番です。

明日8月25日(日)実施、NPO法人会計検定試験のことです。

「入門」と「基本」を既に2回実施しましたが、難度において

その上の3段階目となる検定です。 5月にテキスト上下巻を

発売したのですが、内容が豊富でボリュームがあり、

2冊を持ち歩いていると肩が凝るという人もいらっしゃいます。

それだけ内容量が豊富で、実務に直結しているため、

日常的に実務マニュアルとして使えるレベルです。  

 

「実践」検定はベーシックとアドバンスの2ランクに

分かれていますが、その両方に合格すれば、

NPO会計担当者としてあまり困ることなく事務が行える

レベルに達していると言えます。ぜひその境地を目ざして

チャレンジしていただきたいとの思いを込めて作られたテキストです。

 

「入門」、「基本」のテキストを出版したとき、初回検定実施の

ときもそうでしたが、「実践」を世に出すに当たって、

役割を分担し合ったメンバーの緊張と期待感には相当なものがありました。

どんな業界でも、新商品を市場に送り出す時は同じでしょうけど、

我がセンターのような零細事業者にとって、めったに味わえない

気持ちの高ぶりであり、幸せな経験と言えます。

 

この原稿は検定試験前日に書いています。沖縄試験会場への

台風11号直撃を懸念しつつ、進路予想図を見ながら、

なんとかよけて通ってほしいと祈るような気持ちです。

とにかく明日、沖縄も含め、各地での試験実施が

無事終わってほしいと願っています。

いえ、そのことだけでなく、これを契機に来年、再来年と、

ますますこの検定への注目度、受験者数が増えることも

併せて祈る思いです。

ちょっとどさくさまぎれの厚かましい?お願いになって、

台風の神さま、すみません。

 

| 会計あるあるブログ | 23:40 | - | trackbacks(0) |
おふくろとお金

皆さま、残暑お見舞い申し上げます。

体温なみの気温が続く毎日にうんざりですね。

昨年比、熱中症が大幅に増えているとか。

命の危険もあるこの猛暑、お互い十分に注意しましょう。

海水温が相当高いのですね。

矢継ぎ早の台風発生にも困ったものです。

お盆には超大型の10号が襲来する模様、帰省や旅行の行程が

心配な方も多いことでしょう。

私事ですが、筆者も田舎で亡きおふくろの初盆行事を

予定しているので、邪魔者10号の進路が気になっている一人です。

 

ところで、おふくろという語はあまり耳にしないけど、

もう死語なのかなー?今の時代、オカンがふつう?などと、

最近少々気になっていたので、たまたま届いた親友からのメールに

返信するついでに尋ねてみました。彼は雑学家で、

どうでもいい知識を必要以上(?)に語ってくれる人です。

 

すぐに返信が来ました。おふくろは、もともとは尊敬語であり、

鎌倉時代、公家や幕府で銭や貴重品を入れる袋を扱うご婦人を

「御袋様」と呼んだところから発した言葉だそうです。

後に一般家庭でも、財布のひもを握る母親をそう呼ぶようになって

広がったと説明してくれました。

「この言葉の語源を言えますか?」(日本語倶楽部編)という本に

書かれているとのことです。

 

えっ、それじゃ各法人の会計担当者は「御袋様」だなーと、

一瞬思ってしまいました。鎌倉幕府当時から、女性が実質的に

お金を握っていたというのが、何よりも大きな驚きでした。

昔も今も、お金の出し入れをこまめに管理できるのは

女性が優れている?何となく分かる気もしつつ、

話題が他所へ行き、当初の疑問が行方不明になったので、

再度親友にメールしなくちゃと思っています。

 

 

| 会計あるあるブログ | 15:55 | - | trackbacks(0) |
背が低いと

こんにちは。

NPO会計支援センター事務スタッフの松岡です。

相変わらず暑いですね。 私の自宅では、

クーラーの代わりに扇風機をつけてパソコンを見ていると、

ファンがフル稼働してものすごい音がし、慌てて

クーラーのスイッチを入れる こともあります。

「暑いよー」というパソコンのSOSでしょう。

 

さて、今回は、身長の話です。 当センターの事務所は、

高いところにも備品を置いています。 例えば、

壁にかかった時計、書棚の高い位置に置かれた箱等々。

電池切れで時計が止まったり、その備品が必要になった際は、

背の低い 私はなかなか届かずに苦労します。

もちろん脚立があるので、それに乗るのですが、

背の高い人だと普通に 立ったままでも届くんだろうな〜と

思う時もあります。 では、背が高い方が良いかといえば、

それは場合によりけりなのでしょう。

私は自分が小さいので、背の高い人がうらやましく、

長身の友人に「背が高くていいよね〜」 と言ったことがあります。

その時の友人の返事が、「でも高すぎるとつっかえるし、

車とかに座る時も 窮屈だったりするよ」

そして、私が「ああ、そうか」と衝撃(?)を受けたのが、

続く次のセリフです。 「それに、背が低い人は、

ヒールの高い靴を履いたり厚底のブーツを履いたり

して調整できるけど、背が高い人はそういうことできないよ」

その通りだなと思いました。踵の高い靴を履けば、

プラス5センチくらいは伸ばせます。 でも、背が高い人は、

ずっと中腰で歩くわけにもいきませんし、調整し辛いです。

ということに思い当たり、ないものねだりをする自分に

ちょっと反省したのを 覚えています。

…とはいえ、あと5センチ、せめて3センチほしかったなあ

とは思いますが。 さすがにこれから身長が伸びることは

ないでしょうから、きっぱり諦めて、

脚立や踏み台を有効に使いつつ、仕事をしていきたいと思います。

 

それでは、また。

| 会計あるあるブログ | 17:48 | - | trackbacks(0) |
講座を終えて

前回ご紹介した「NPO法人会計合同相談会」

認定法人をめざそう、それには会計が大切との趣旨で

例年実施される講座の今年版、3回シリーズが終りました。

 

従来と異なり、今回は初心者向けではなく、

実務経験者の質問を 主体にという試みでした。

しかし、参加された顔ぶれは、会計経験10数年の人から

設立直後で実務経験ゼロの人まで多彩でした。

経験差の広がりは講師として 焦点が絞りにくく、

難度の高い講座でしたが、まあ何とか無事に 終わって

「ヤレヤレ」でした。

 

「相談会」の進め方として、各回のテーマごとに

チェックリストを準備し、 自団体の会計実務の現状を

チェックするところからスタートしました。

参加者の皆さんにとって、意外に手抜きになっていることが

多いのを自覚する機会になったのではないでしょうか。

安易に流れがちな日常業務を、 一定時期に定点観測するなどは、

会計実務のレベルアップのために必要では? という気がしました。

 

3日目は、参加各団体の財務諸表のチェックを試みました。

中には収支計算書を用いる団体からの参加者もありました。

そろそろ活動計算書の導入を検討中とのことでしたが、

切替え前に現在の財務諸表スタイルになった理由が知りたいと

質問をいただきました。

また、貸借対照表のスタイルが資産・負債等を縦に並べる

「報告型」でなく、 「資産」と「負債+正味財産」を

左右に並べる「勘定型」を用いている団体もあり、

「なぜ報告型に決まったの?」という質問がありました。

そういえば企業人時代に見かけるのは勘定型ばかり

だった気がします。

 

NPOはなぜ報告型?至極当たり前の質問なのに

今まで疑問にも思わず、 明確に答えられなかったのが

心残りでした。

 

| 会計あるあるブログ | 17:22 | - | trackbacks(0) |
反省

先日、自分の発言で反省することがありました。

講座講師として、つい言わずもがなのことを

言ってしまったのです。

「私は簿記って好きじゃないんです。

  好きな人、いらっしゃいます?」

認定NPO法人市民活動センター神戸主催の

NPO法人会計合同相談会。

質問歓迎の講座という意味での「相談会」です。

3回連続の初日で、当日のテーマは「記帳と仕訳の見直し」

いろんな仕訳パターンを紹介しつつ、会場の和やかな雰囲気に

ほっこりして漏れ出た余計なひと言です。

自分なりにホンネではあっても、不適切な発言でした。

 

英語教師が「英語は面白くないよね」と言うようなもので、

「英語の面白さ楽しさを伝えるのがお前の役割だろう」と

言われること必至です。

筆者がお尋ねした「簿記が好きな人は?」への返答・挙手はなく、

会場は「シーン」。そこで慌てて直前の発言を自分で

フォローしたのでした。

 

「でも、簿記は遥か昔から世界中で用いられた会計の共通言語。

分からなければ言葉が通じません。一定レベルの知識習得は必須です」

 

後から、もうひと言つけ加えればよかったと思いました。

それは「会計の共通言語」が分かってくれば、楽しみが

増えることです。日常の処理が的確にできる、

仕訳の間違いが発見できる、財務諸表等の成果物に自信が持てる

など、効用は少なくありません。ベテランの人から、

「間違いの推論を立てて、それを探り当てることが

謎解きのようで楽しい」とお聞きしたこともあります。

学問として知識を得ただけでは、

直ちに実務に生かしにくいものです。

 

しかし、実務経験が増し、自由に使いこなせるようになれば、

楽しみながら駆使できる境地まで行き着くのですね。

講座はあと2回です。自信が増し、楽しんで事務が

できることに役立つ講座にしたいものです。

 

| 会計あるあるブログ | 10:17 | - | trackbacks(0) |
小粒だけどピリリ

驚く話を聞きました。

S社のNPO法人向け会計ソフト販売数が2万個だそうです。

当センターの会員数からは、遥か遠くに仰ぎ見る膨大な数です。

大手ソフト会社のPR力、営業力の凄さを実感しつつ、

我がee会計、web会計の良さ、真価を世間さまにもっと

知っていただく努力をしなくちゃと思ったものです。

 

でも一方で、そのための軍資金が・・・と、今さらながら

零細企業の悲哀を感じています。当方のソフトの長所、利点さえ

皆さまに広く知っていただければ、という残念な思いです。

インストール型かクラウド型か、扱いの利便性は?など、

比較すればいろんな見方があると思われます。価格の問題も

ゆるがせにできません。それぞれのソフトには、

それぞれの良さがあるはずです。

 

もちろん私どもは、ee会計、web会計の優秀さ、安価さには

絶対的な自信があります。 それ以上に知っていただきたいのは、

ソフトのテクニカル面だけでなく、マンパワーによるきめ細かな

サポートです。「この取引の勘定科目は?」「仕訳は?」などの

質問から「会計がよく分からない」といった相談まで、

あらゆる問いかけに対応していくことが私たちの役割と考えています。

効率は悪いものの、それに取り組むのは、私どものミッションに

根源があります。荻野代表がホームページの中で述べています。

「少しでもNPO法人の会計レベルを改善することができるのであればと、

2005年にNPO会計支援センターとして独立しました。」

目的の大きさに較べ、実績は限定的かも知れません。

 

でも、「山椒は小粒でピリリと辛い」と言います。

ポーランドでは「小さい身体に大きい心」と言うそうです。

まさに当センターに似つかわしいことわざだと思います。

小粒でも大きな心で、ミッションに向かってまい進して行きたいと思います。

 

| 会計あるあるブログ | 11:44 | - | trackbacks(0) |
 「実践テキスト」でワンランク上へ

当ホームページにも掲載のとおり、

検定テキスト「実践編」が発売されました。率直に言って、

ホントに素晴らしい本が誕生したと思っています。

発行元の人間だから、そりゃ悪くは言わないゎ、などと

思わないでください。

NPO会計に関わるみなさん、ウソじゃないです。

どれだけいい本か、ぜひ手に取って見てください。

 

きっとお分かりいただけるでしょう「なんと親切な本だろう!」と。

胸を張って言えます、どこにもない本です。

「会計を学ぶ本」ではなく、「会計をする本」です。

現場に近い人ほど、その真価が分かります。そうです、

簡単に言えば「現場で使う本」なのです。

現場向きに、難しいことをできるだけ分かりやすく

書いた努力が分かっていただけると思います。

 

荻野代表が長年、多くのNPO法人を支援し、

無数の現場事例と遭遇する中で、これぞ必須と選り抜いた

実務のポイントが目白押しです。代表と連携し、

共に現場支援に専念する仲間たちが、

著者・作成委員として名を連ねています。

特に現場に生きる簿記実務の丁寧な解説も、

他の追随を許さない点で特筆されると言えるでしょう。

上下2冊、分厚くて重く、少し値が張ります。

でも、中身の値打ちを知っていただけば、きっと安価と

思われるでしょう。人を雇用するレベルのNPO法人に

必要な知識とスキル満載、マニュアルとして使えば便利です。

見出しラベルをつけ、ことあるごとに中身を確認することを

お勧めします。

 

8月25日(日)に「実践」レベルの検定試験があります。

NPO法人会計に携わる人にとって、ワンランク上の実務力が

実証される機会です。テキストを入手して、ぜひチャレンジして

みてください。

なお、尼崎で「実践テキスト」による講座があります。

関西の方は、受講のご検討もよろしく。

 

| 会計あるあるブログ | 17:14 | - | trackbacks(0) |
続・就任承諾書の日付

前回、役員の就任承諾書の日付について書いたところ、

「理事長の就任承諾書はいつ?」という質問がありました。

役員変更登記に際して、添付書類を作成する際に迷うのだそう

です。 前回も書きましたが、内部の必要書類と考えれば

気は楽だと思います。

法務局に出すと思うから堅苦しくなるのであって、

事実をありのまま記入すればいいのです。

理事長(代表理事)は一般的に、まず総会で理事として選出され、

理事の皆さんの互選によって理事長になります。

つまり、2段階の選任機会を経て理事長になるわけで、

就任承諾書は2枚必要です。その日付は、特別の理由がなければ、

それぞれ総会日と理事会(互選)日になります。

なお、互選のための理事会を開催するに当たって、

留意すべきことがあります。

理事の任期満了前に総会を開催し、次期理事を選任(予選)する場合

のことです。予選された理事は、まだ理事としての権限が発生して

いないので、その時点で次期理事長を互選することはできません。

ただ、全理事が再任の場合は同じ顔ぶれなので、

総会直後の理事長互選(予選)が可能です。

1人でも新理事が加わると、新たな任期がスタートしてからの互選しか

認められないということです。 役員任期2年のルールに縛られ、

その日数計算から総会日を決める法人があります。

もっと自由度を増やすため、「予選」の方法を採り入れる法人もあります。

しかし、全くフリーハンドで総会日が決められる手法があります。

それが前回お知らせした「伸長短縮規定」です。

簡単に言えば、役員の任期は2年毎の総会日までとするという定めです。

これぞTVCMよろしく「なんてなめらか〜♪」と称賛できるルールだと

思っているのですが、読んでいただいてのご感想はいかがですか?

 

| 会計あるあるブログ | 11:03 | - | trackbacks(0) |
就任承諾書の日付

風薫る5月も半ばを過ぎ、

3月決算の法人では繁忙さも一段落かと思います。

この時期、総会準備に向けた質問が増えますが、

先日も役員就任承諾書の日付に関する質問がありました。

役員変更は所轄庁に届出をし、代表権のある理事は登記をします。

所轄庁への届出時、新任役員の就任承諾書コピーを提出し、

登記には新任・重任いずれも提出が必要です。

しかし、この書類は法人宛であり、いわば内部文書です。

堅苦しく考えすぎず事務を進めたいものです。

 

多くの法人が、

「役員は総会で選出し、理事長は理事会で互選」します。

本人が出席すれば、その場で承認するか断るのだから、

それを文書化するという意味で、当日の日付が最も妥当です。

任期との関係が気になるため、難しく考えがちということもあるかと

思われます。確かに、2年間の任期の開始日と満了日を考えながら

総会を設定するのは、面倒なことです。

現実に任期満了日と総会の日がズレたため、登記所で是正の指導を

受けた話を耳にすることも少なくありません。

総会がいつ開かれようが、その日に役員の任期が満了すれば便利です。

 

定款にそのことを定めるだけで実現します。

定款の「役員の任期は2年とする。」という規定に次ぐ項目として、

下記の伸長短縮規定を挿入するだけです。未導入の法人の皆さま、

ご検討をお薦めします。

 

【伸長短縮規定】

「前項の規定にかかわらず、任期満了前に、就任後2事業年度が

終了した後の総会において後任の役員が選任された場合には、

当該総会が終結するまでを任期とし、また、任期満了後

後任の役員が選任されていない場合には、任期の末日後最初の総会が

終結するまでその任期を伸長する。」

 

(下線部分は、定款に「役員を総会で選任する」ことを明記している

法人のみ定められる。)

 

| 会計あるあるブログ | 09:27 | - | trackbacks(0) |
「麗しい和」の時代

さすが10連休は長いですね。

皆さま、エンジョイされましたか?

筆者は昔、連休時の道路渋滞では度々苦労し、

人が動くときは動かないと決めて久しくなります。

今回は退屈かなーと若干の懸念はあったものの、

おかげさまでふだんは思い及ばない天皇家のことなど、

やんごとなき方面に思いを巡らせる非日常な日々を過ごすことができました。

 

それに、以前から抱えていた自分なりの宿題もあらかた片付き、

長い社会人経験の中でも最長の休日がつつがなく終わろうとしています。

スケール大きく楽しまれた方、ゆっくりとした時間の中で

日頃の疲れを癒された方ほか、多彩な過ごし方があったかと思います。

 

でも一方で、楽しみたくても思うにまかせられない方々も

いらっしゃったことでしょう。仕事を休めない子育てママの悲鳴や、

中小企業経営者の納期・工期・人手不足への苦労などを

報道で見かけました。某新聞の投書欄に、

「訪問介護サービスで休めない。休むと他のヘルパーの負担が

増える。なぜ10連休も!?」といったつぶやきが載っていました。  

 

筆者は毎年この時期、決算と連休が両立できない会計担当者のことが

気になります。例年にもまして、今年はさらに大変だったことでしょう。

職掌柄やむをえないことでしょうけど、一連の決算業務が完結したところで、

ゆっくりと骨休めしていただければと思います。

でも、慢性的に人手が不足がちなNPO法人の方には、

「そんな気休め言わないで!」と言われるかも。

職場仲間の皆さんで、ぜひ負担のバランスをお考えいただければと

思います。 なんといっても、「令和」は「麗しい和」の時代です。

「和をもって貴しとなす」は、日本古来の麗しい文化。

職場でも「和」の力を大切にして行きたいですね。

 

| 会計あるあるブログ | 11:05 | - | trackbacks(0) |