みなさんは「会計」という語を聞くと、何を思い浮かべますか。

簿記?或いは会計帳簿とか決算書類?筆者はまずそんなところですが、

最近ある会合の後の2次会で聞いた某女史の用法は、ちょっと違っていました。

 

「会計担当の✕✕です。お会計、1人〇千円です。」

“商売”がら親しみのある「会計担当」が耳に飛び込み、世間で身近にある語なんだなーと

思ったり、「お会計」は丁寧語だよね、敬語じゃおかしいねなどと、

とりとめもなく考えたりしたのでした。 語の広がりに興味を覚え、

「会計」の意味をWebで調べてみました。日ごろ分からない言葉を調べる際、

よくお目にかかるデジタル大辞泉は、「会計」を次のように説明しています。

 

1: 代金の支払い。勘定。「会計をすませて店を出る」 ]

2: 財産の変動、損益の発生を記録・計算・整理し管理・報告する行為(長文なので要約しました)

 

気になった「飲食費の精算」も「会計」の正しい用法として、

ちゃんと辞書にあり安堵(?)しました。でも、それがまず最初に載っていることは

驚きでした。当然、小難しい2番目の内容が本来の意味と思っているからです。

でも、今どきの辞書は“お会計”が優先なんだと、認識を新たにしました。

 

ちなみに「経理」という言葉があります。以前から「会計」と「経理」の違いが

気になったり、職場として「経理部」はあるが「会計部」には遭遇しないのが

不思議だったりで、ついでに調べてみました。 「会計」は上記2のとおり

財産の管理全般を意味し、「経理」はその一部の「お金に関する事務」、

つまり「伝票処理から決算書に至る実務」のことのようです。

 

でも分かりが遅い私は、まだ気になっています。

「で、どうして会計部にお目にかからないの?」どなたか教えていただけませんか?

 

2月に実施しました「決算書を説明する」セミナー

前回参加できなかった皆様のために、第2弾を実施します!

 

前回まで3回にわたり、簿記がらみの話題が続きました。

セミナーご参加者へのフォローを兼ねたため、内容が少し重かったでしょうか。

簿記が好きな人は別として、面白くもないと思う方もいらっしゃることを

気にしながらの連載でした。

 

簿記が好きな人って多くはないような気もします。昔、筆者が必要に迫られて

やむなく学んだから、そう思うのかも知れません。内部監査部門へ異動し、

大あわてで勉強しました。会計面は専任の担当者がいてくれるものの、

簿記を知らずに責任が全うできないという思いでした。

50歳過ぎで大原簿記へ夜間通学。難解な簿記問題に四苦八苦。

仕事の疲れで講義中に居眠り。若い人に混じってハラハラしながらの

簿記検定受験etc.我ながらよくがんばったものです。

 

以後、社内や関係会社の経理スタッフと話す機会が増え、気づいたことがありました。

例えば「給料/未払金」などと、仕訳をメモしながら話す人が多いのです。

会計上の取引に関して、きっとそう書くことで思考回路が定まり、

他人に正確に説明できるのだと思います。簿記は便利な手法ですが、

残念ながら私はそうした習性が身に付くほど深みにはまることができませんでした。

当センター代表の荻野さんは、私など遥か足元に及ばないほど会計に

“入り浸っている”人です。しかし驚いたことに、彼女にして

「簿記は好きになれませんね」の一言。

 

だからこそ、NPO会計担当者の皆さんの気持ちが人一倍分かるのかも知れません。

その温かい目線が、会計担当者の皆さんを支えて正しい会計を!という

当センターのミッションの根底にあるような気がします。

 

会計セミナー第4回目「決算書の作り方」は、

この回だけ新たに参加された方も多く、会場は大入り満員でした。

 

正 しい決算は、日常会計事務の正確さに負う部分が大きいものの、

期末の帳簿・現物の確認に加え、決算整理が必須です。

 

決算整理とは、収益・費用が当年度と翌年度以後のどちらに所属するかを

明確にして会計処理を行うことです。 そのことを実習する中で、

参加者から助成金の決算整理に関する質問がありました(下記)。

 

助成金・補助金については、前払・後払、残額返還義務の有無ほか

色々なケースがあり、頭を悩ますことが少なくありません。

この機会に、易しいケースから順次考えてみましょう。

 

 助成金100万円を受け取りました。

【全額事前支給(銀行振込)、対象事業は年度内完了のため返還義務なし】のケース

 

 →(左)普通預金 100万円 / (右)受取助成金 100万円  

 

 ◆攵綉,如⊇成金の入金が、翌事業年度になる】ケース

 ,痢嵒當麺其癲廚髻嵬ぜ金」に替えます。

 

 → (左)未収金 100万円 / (右)受取助成金 100万円

 

質問のケース

助成金支給決定の通知に基づき対象事業を実施、年度内に完了した。 

助成金の入金は翌事業年度で、入金予定金額は実績を査定してから決定。

したがって、減額もあり得る。

 

○助成金支給決定&事業実施年度(当年度)

 

 →(左)未収金100万円  / (右)受取助成金 100万円  

 

○翌年度、助成金が入金になった時、10万円減額されて90万円だけが入金

 

 普通預金     90万円  未収金   100万円
 過年度損益修正損 10万円

 

前年度に、未収金は100万円で計上しています。

しかし90万円しか入金にならなかったので、

減額された分(10万円)は、入金時に、前年度の損失として扱います。

(こういった場合、前年度の会計データを触ってはいけませんので要注意です)

 

会計セミナーにて、振替伝票で「預り」には皆さん困惑しました。

給料から源泉所得税などを預かる際の伝票起票です。

 

例えば、

「次の,函↓△療蘇爾脇韻鍵嫐を持ちます」と言っても、ほとんどの方は「?」でした。

 

ゝ詢舛鮓酋發琶Г辰浸の処理(税金を1万円控除)

 給料     50万円

  現金                      50万円

 現金       1万円   預り金(源泉所得税)  1万円

 

給料を現金で払った時の処理(税金を1万円控除)

 給料         50万円    現金          49万円
 

 預り金(源泉所得税)1万円

 

しかし、会計セミナー2回目の「現金出納帳をつけてみよう」になると、

皆さんイキイキと手を動かし、3回目の「月次決算をしてみよう」に向って

着々と作業は進みました。

 

現金出納帳の秘訣は、ありのままを几帳面に書くことであり

続いての実習、総勘定元帳は左右を間違えないようにして、

もれなく転記する、が秘訣でしょうか。

 

総勘定元帳で、現金・預金の金額記入位置は、先週記載した左右の原則で

決まりますが、他の費用項目で位置を間違えるケーが見られました。

現金・預金の記入位置と、左右逆になることが忘れられがちだったのです。

 

総勘定元帳とは、いわば勘定科目別の箱がズラリと並んでいると考えましょう。

伝票起票または記帳が終われば、合致する科目の箱にポンポンと入れていくイメージです。

箱ごとに集計した金額を一覧表にしたものが試算表と考えれば、分かりやすいでしょう。

 

「月次決算」を12か月行ったことにして、いよいよ次回は4回目の「決算書の作り方」です。


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