NPO会計支援センター

2005年からNPO法人の会計支援に特化した活動をしています。
NPO会計に関するいろんな出来事などを綴っていきます。


1月からの給与計算時、注意が必要です!

2018年1月から、配偶者に関わる扶養親族等の数え方が変わります。

注意しましょう!

 

 

| お知らせ | 12:08 | - | trackbacks(0) |
「もしも」を思った新春初旅

皆さま、お正月はいかがでしたか?

筆者は例年、あまり出かけず静かな新年を過ごしますが、

今年はふと思いついてドライブで小旅行をしました。

 

行先は赤穂温泉。昨年12月のブログで討ち入り事件を

テーマにした際、赤穂城や海辺の城下町のたたずまいを

見たいと思ったのでした。 行く前にもっと詳しく知ろうと

資料調べをしていて、ことの真因は藩の財政難という見方が

あることを知り、今も昔も金がかたきの世の中だなーという

思いを強くしました。

 

いわく、赤穂藩は塩の生産により経済的に潤っている

ようでしたが、実際は小藩で出費が多く,楽ではありません

でした。藩主浅野内匠頭が参勤交代で江戸出仕中、

京都朝廷からの使者接待役を将軍から命じられました。

その費用負担に加え、接待作法を教わる吉良上野介への

心づけもかさみます。財政担当の家老から経費節減を

要請されている内匠頭が心づけの額を抑えたため、

上野介は怒って作法を教えず、内匠頭に恥をかかせました。

それが事件の発端だったのです。

 

いにしえの古色蒼然たる物語が、にわかに身近な

「あるある」事件に思えてきました。社員(家臣団)500余人の

規模の赤穂会社で、社長の交際費をケチった。

もしもケチらずに世間相場で対応していれば、

事件は起きなかったかも?です。

 

では、浅野社長は財政担当役員たる家老の直言を

無視すればよかったのか?会計データを積み上げた

緊縮財政提言を否定する経営者は、いいのか悪いのか?

「歴史にもしもはない」ものの、悲惨な事件ほど

平和的解決への「もしも」を思うのは、

心の平安のために好ましいことでは?と

一人合点しながら、赤穂の町を散策したのでした。

 

| 会計あるあるブログ | 11:34 | - | trackbacks(0) |
会計担当者は孤独?

年の瀬も大詰めになりました。

この1年、世界でも日本でも悲喜こもごもいろいろなことが

ありました。皆さまにとってどんな年だったでしょうか。

来る年が、幸せ多い年であってほしいものです。

 

各法人で会計ご担当の方の多くは、毎年この時期、

年末調整であたふたされることでしょう。

年末も事務処理に追われるのが宿命。

いつも多忙で、しかも責任重大な役割を担う職務ですね。 

 

先日、当センターの荻野代表が参加した集まりで、

「会計担当者は孤独?」という話題が出たそうです。

「荻野さんはよくそう言うが、他の仕事と比べて特に

会計だけが孤独だろうか?」という疑問です。

結論を求める場ではなく、思いのままを話し合った

話題の1つだそうですが、もしも筆者がその場にいたら、

「(NPO法人では)孤独な担当者が多いのでは?」と

言ったことでしょう。

 

さて、当の担当者ご本人、責任者である事務局長、

理事、理事長の皆さま、いかが考えられますか?

筆者はまず、一般的に規模が小さいため、

担当者が1人又は1人未満(他業務と兼任、又は非常勤)で

あることによる孤独感が生じやすいと思います。

しかし単なる人数面よりも、孤独であることの真因は、

組織内に会計に明るい人がいない所に

あるのではないかと思っています。

自分の作業結果が法人の決算として公表される

責任重大な仕事なのに、誰かに相談もできず、

悩みを共有してくれる人、責任を分担してくれる人が

いないとすれば、それは相当つらいことだろうと思うのです。

法人によって現実はさまざまです。問題の存在が分かっていても、

解決の方法はかなり難しいでしょう。

でも、一歩でも、いえ1僂任盡従櫃鯱造蕕欧燭い發里任后

 

このお正月休み、いつもご多用な責任者の皆さまに、

こうした難問をじっくり考えていただける期間に

なればいいのですが・・・。

| 会計あるあるブログ | 07:00 | - | trackbacks(0) |
昼行燈の決算書

薄ボンヤリとして役に立たない昼間の行灯(あんどん)。

「忠臣蔵」の主人公・大石内蔵助のあだ名でした。

しかし、そういう人間像を演じたのは敵方を油断させるためであり、

実像は優れた人物だったことは、史実が証明するところです。

人並み外れたマネジメント力があったからこそ、

浪士を率いて1年9か月もの間潜伏、満を持して吉良邸に討ち入り、

見事に目的を果たせたのでしょう。

いわゆる攻めにも守りにも強いリーダーだったと思われます。

 

守りの面で言えば、財務面の管理能力も抜群だったことが、

「忠臣蔵の決算書」という本(山本博文著・新潮新書)でわかります。

赤穂藩取り潰しから、討ち入り決行までの過程を通じて、

収支の記録が残されています。準備には、武器購入、情報収集・会議、

その他さまざまな費用を要しました。

一番多いのが関西〜江戸の旅費と滞在費で、 江戸滞在浪士には

月2分(約6万円)の生活費が支給されていたそうです。

軍資金は城明け渡し時の余剰金691両(約8,300万円)。

使った費用は697両(約8,360万円)。不足金は内蔵助の立替えです。

収支決算書は、討ち入り当日に亡主君夫人に提出されました。

財政的に火の車であり、資金が尽きるギリギリのタイミングでの

決行だったと言えそうです。

 

討ち入りの日は12月14日。実は筆者の誕生日です。

昔は誕生日を尋ねられると「忠臣蔵の日」と答えると分かって

もらえましたが、 最近の若い人にはそれが通じなくなってきました。

古い価値観に彩られた話題に興味がない若者が増えているのでしょうか。

ただ、あのような大事業が成功した背景に、会計面での手堅い管理が

あったことは、 もっと知られていいことだと思っています。

| 会計あるあるブログ | 13:10 | - | trackbacks(0) |
預かった社会保険料は何月分?

給与を払ったときの「社会保険料」について

 

その社会保険料は「何月分の社会保険料」ですか?
ここは、間違いが多い処理のひとつです。

「給与の会計処理」で、現金で給与を払ったときに、

預かった社会保険料の記帳方法を説明しました。

この「預かった社会保険料」の話です。

 

この事例は、5月労働の給与を、6月10日に現金で支払いました。

このときに大切なのは、この給与支払い時に預かった社会保険料は

何月分の社会保険料」であるか、ということです。

通常は、6月10日に支払う給与から預かる社会保険料は、5月分

あることがほとんどです。

5月分を6月10日の給与支払い時に預かって、6月末に引き落としされます。

 

しかし、翌月払いではなく同月払いの給与の場合には問題です。

たとえば、給与の締日が20日の場合です。

 

4月21日から5月20日間の労働に対する給与支払いで

支払い日が、5月31日のとき。

5月31日に支払う給与から預かる社会保険料は

次の2通りがあります。

(1)4月分の社会保険料

(2)5月分の社会保険料

自分の団体がどちらなのか!を把握しておくことは、

非常に重要なことです。

 

えっ?何が違うのか?って。

たとえば(1)4月分の社会保険料の場合。

4月分の社会保険料を5月31日給与支払い時に預かって、

5月31日の自動引き落としで納付します。

 

たとえば(2)5月分の社会保険料の場合。

5月分の社会保険料を5月31日給与支払い時に預かって、

6月30日の自動引き落としで納付します。

 

年金事務所が引き落としするのは翌月末ですから、

(2)の場合だと、預かった社会保険料を1か月分

団体で持っておくことになりますね。

そうすると、会計処理では、月末の預り金の残高が

1か月分の社会保険料があることになります。

 

(1)か、(2)かによって、会計処理にも影響します。

もちろん、入社時、退職時の社会保険料の預かるタイミング

違ってきます。労務管理を最初からきっちりとしておかないと、

途中からわけがわからなくなります。

そして、等級や料率が変更になったときにも影響し、

会計処理が混乱する原因にもなります。

 

皆様は、自分の団体の給与から預かる社会保険料が

何月分なのかを、きっちりと把握できていますか?

| 会計相談でよくある事例 | 16:04 | comments(0) | trackbacks(0) |