NPO会計支援センター

2005年からNPO法人の会計支援に特化した活動をしています。
NPO会計に関するいろんな出来事などを綴っていきます。


ボンボヤージュ!

当センターの花形営業ウーマン、紙徳さん。

もちろん少数精鋭(?)の職場だから、営業専念ではなく事務全般、

何でもこなす有能かつ頼りがいある人で筆者も随分お世話になりました。

残念ながら体調不良、ドクターストップで退職が決まり、

事務所は引継ぎでバタバタの10月末でした。

 

新スタッフは新庄さん。

数社の転職を経て、会計実務などの事務経験が豊富な女性です。

今後、実践の中で習得された会計現場の知恵など、

いろんなことを教えていただけることが楽しみです。

そういう意味では、紙徳さんは営業畑を歩いてきた人で、

会計に関わったのは当センターに入ってからでした。

簿記は入社後に学習し、日商簿記検定3級に3回チャレンジして

合格したゆっくり組です。

日ごろ現金残高が合わないので苦労した末、「金庫内に小人がいる」と

信じるに至った(ブログ「新米スタッフの独り言」2015.12.26)そうです。

だからこそ、会計で悩み戸惑う担当者各位の気持や苦渋が理解でき、

親しみや信頼を寄せていただけたのだと思います。

 

その彼女がいなくなれば、当然困ることも少なくありません。

新庄さんは、業務の引継ぎは受けたものの、「NPOって?」

「ee会計の特長は?」など、全てが初歩からのスタートです。

おまけにNPO法人会計検定の準備も始まり、

新人には悲鳴を上げたいほどの広い間口かと思われます。

しばらく不慣れな間、お取引いただいている皆さまにご不便を

おかけすることがあるかも知れませんが、事情ご賢察いただき、

温かい目で見ていただければ幸いです。

 

紙徳さんにとって当面は治療に専念しつつ、

快復後の新たな航路への再スタートを期す充電期間かと思われます。

めざましい飛翔の日が一日も早くやってくることを願って、ボンボヤージュ!  

 

| 会計あるあるブログ | 13:14 | - | trackbacks(0) |
仮払金をしたときの処理方法(正しい方法)

「仮払金の処理」

経理担当者からの質問でよくあるケースです。

(例)
9月27日、理事長がでかけるので玄関スリッパの購入を頼みました。
いくらになるのか、わからないのでとりあえず5千円渡しました。
28日に、領収証と残金 3,490円を返してもらいました。


これを、どのように現金出納帳に書けばよいですか?

正しい書き方です。

9月27日
5,000円を実際に金庫から出して理事長に渡したので、
5,000円の支出を「出金欄」に記入します。
科目名は「仮払金」

摘要には、誰にどういう意図で渡したのかを書きます。

領収証がないので、お金を出した証拠がありません。

こういう場合には、仮払金申請書、などのフォームを

作成しておいて、相手に記入してもらいます。

そうすることで、担当者の記入漏れや処理わすれが防げますし、

お金を預かった人も、清算が必要だという意識を明確にできます。

 

 

 

9月28日に精算をする際には、

仮払金精算書を本人に記載してもらって、おつりと領収書を受け取ります。

(場合によっては、購入物も確認します)

 

 

ポイントはここです!
理事長が持って帰ってきた現金は、3,490円です。
しかし、この金額を現金出納帳には書きません。

〆能蕕法⇒事長から現金を受け取ったとき、
5,000円から領収証の金額を引き算した金額と、
現金が正しいかを確認します。

つまり、3,490円ちゃんとあるかどうか確認します。

もちろん、仮払精算書の記入とも確認しなければいけませんし、

領収証(レシート)ともチェックします。

 

案外「ハイハイ」なんていってお金を受け取ってその額を
確認せずに、そのまま金庫に入れる人があります。駄目ですよ!

⊆,法現金出納帳には、
「入金欄」に、5,000円と書きます。

考え方は、一旦、仮に渡した5千円はそのまま帰ってきたとします。

そして、同時に、1,510円をその場で渡した!と理解します。

その次に、何に支出したのか、を「出金欄」に記入します。
ここで、「レシートの日付が昨日だから」と思って
現金出納帳の昨日のページへもどって記入してしまう人があります。
これは、絶対にいけません怒りマーク

 


レシートの日付は、現金出納帳の摘要欄に書きます。

精算した日は9/28で、法人のお金が動いたのは9/28ですから、

9/28日付で現金出納帳の記載します。

念のため:
この話をすると、「理事長以外のスタッフに

仮払いした場合はどうするのですか?」と質問されることが

あります。今回の例はたまたま理事長なだけです。

誰に仮払いをしても、処理は同じですねOKOKOK

 

| 会計相談でよくある事例 | 13:09 | comments(2) | trackbacks(0) |
仮払金のまちがった処理

仮払金の処理は、難しいですね。質問が多い問題です。
ここでよく見かける間違っている事例を挙げてみましょう。

(例)
9月30日に、スタッフAさんに、
ホームセンターでファイルを買ってきてもらうようにお願いし
2,000円を渡しました。
この2,000円という金額は仮に渡すので、正式な金額はまだ
わからないし、もちろん領収証もない、状態です。


みなさんは、どのようにかけばよいか、わかりますか?
------------------------------------------------------------------
「担当者さん」
支出の欄には、2,000円の支払いは書いていません。
領収証がないものは、支払いをしていはいけません!

と聞いたので、書いてもいけないと思って、
書きませんでした。また金額も確定していないし。

でも忘れてはいけないと思って、

括弧書きで2千円を書いておきました。

 

 

------------------------------------------------------------------
(おーっ、、なるほど! そう来るか!びっくり

Q:でも、そうすると、お金を数えたら、

帳簿の残高と、実際のお金の有り高が、一致しないでしょ?

 

A:大丈夫です!金種には、持ち出している2,000円をカッコ書きで

書いておきましたので。最初、2000円をどうするか、悩みましたが、

正式に領収証があって払ったものではないので、、、、、2000円は

別のところにあると想定して、+2000円としました。
------------------------------------------------------------------


困りましたね〜。
金種別表は、実際に存在するお金を数えることで、ノートで
計算した当日残高との違いを表現することが目的なのに、
金種別表を「想定して」書いてしまうと、意味がありませんね冷や汗

しかも、では、実際の金は15,500円しかなくて、

帳簿残は17,500円なので

承認する人も、承認印を押してはいけませんよね?!

みなさん、どのように思いますか?
この事例は実際に、現場で非常によく見かけます。
金種別表を「想定して」書いているんです。
こうされてしまうと、どうしようもありません。

とにかく、お金が金庫からでていったらそのとおりに書く。
そして、金種別表は、現金(紙幣と硬貨)の有高そのままを書きます。
これが守られていないと、現金出納帳は「うそ」になります。

では、「2千円の領収証がない」にもかかわらず、

現金出納帳に2千円の出金を書くためには、どうしましょう。
確かに2千円の領収証はないですね。しかし2千円を渡したことは
本当の事実です。ですから、団体内で「仮払をしたよ」ということを
書く書式
を作ります。これで支払いをしたことの証拠になります。

 

現金出納帳はこのようになります。

 

 

現金出納帳をもう一度、見直してみましょう!

| 会計相談でよくある事例 | 11:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
気づかせてくれる言葉

全国NPO会計担当者ネットワークというNPO法人があります。

当センターの荻野代表が中心になって設立した、

会計担当者の情報交換や連携に取り組む団体です。

その第8回通常総会が先日開催され、賛助会員の筆者も、

懇親会込みで6時間を超える長丁場の会合に参加しました。

 

今回の目玉は何と言っても

東京・八王子の土居幸仁さん(NPO法人CES事務局長、

NPO法人八王子ワークセンター代表)の講座です。

公的な自立支援の仕組みが希薄な時代、ご本人が学生だった当時から

30年以上もの間、障がい者支援に関わって来られた方で、

さりげなく話される言葉の一片一片に、経験とご苦労に裏打ちされた

珠玉のような重みと輝きを感じました。

 

講話の全編に障がい者への温かい視線が感じられ、誌上再現したいような

貴重なお話ばかりでしたが、特に印象的だったのは、

2つの言葉の対比による気づきでした。

 

「みんな同じでみんないい/みんなちがってみんないい」

「迷惑をかけない/迷惑をかけあう」

「できる/できない」

「まちがえない力/まちがえる力」

「自立すること/依存すること」

「自分のため/他人のため」

 

減点法でなく加点法で行こう!できないことはダメじゃなく、

それも良しでは?

依存を否定せず、依存先をふやすことが自立への道だよetc.・・・

 

並べることで大切なことが見えてくる気がします。  

 

私たちは、なんと「べき論」で生きてきたことか。

自分の価値観や行動に枠を設け、そこからはみ出してはいけないという

固定観念に囚われてきたことか。しみじみ考えさせられたのでした。

 

会計しっかり派、認定法人も目指す法人ということでの招聘なのに、

その話題をスルーしてすみません。でも、本来活動のお話も魅力的で、

今回は「会計以外もあるあるブログ」になりました。

 

| 会計あるあるブログ | 10:31 | - | trackbacks(0) |
いよいよベールを脱ぎました!

いよいよベールを脱ぎました!というほど大げさなものでは

ありません。でも、まだ生まれたての弱小な検定、

ちょっと注目してやってほしいです。

 

そうです!

当ブログで予告していた「NPO法人会計力検定」のことです。

その詳細が公開されました。当ホームページ表紙から

NPO法人会計力検定のサイトへ飛ぶことができます。

 

「のじぎく」の花の絵があるアイコン、ぜひクリックしてみてください。

受験する、しないにかかわらず、会計に関わる人なら

「ヘェー、こんな検定があるんだ!」と、きっと目からウロコです。

 

ところで、ロゴに描かれたシンボルフラワー「のじぎく」。

兵庫県の県花です。でも、なぜこの検定に?と思った人もあるのでは?

県内の一角、宝塚市で誕生した検定。兵庫から全国へという気持ちを込めました。

でも、もっと大きな理由は花言葉です。

「のじぎく」の花言葉、それは「真実」です。

 

NPO法人会計基準は、一般原則として

「NPO法人の財務諸表等は、NPO法人の真実の実態を表示し・・・・」と

定めています。企業会計の一般原則でも、「真実性」を

まず第一に掲げています。つまり「真実」は、会計が最重要視する大原則なのです。

 

NPO法人の情報公開の透明性は、「真実」に基づく会計からしか生まれません。

原則を大切にしながら、研鑚と実践を重ね、みんなで会計力をつけて行きたい。

この検定に託する大きな願いです。 名称に「(NPO)法人」の語は必須やね、

「会計実践力」とする方がいいかなーetc.いろんな議論をしました。

英訳名称NPO Accounting Testが決まるまで、喧々諤々でした。

ましてやテキスト作成の経緯、苦労話を語り出したらきりがありません。

 

ともかく多くの人の使命感、そして汗と根気により、いよいよスタートです。

どうぞいい船出になりますようにと、手を合わせて祈る思いです。

 

| 会計あるあるブログ | 11:54 | - | trackbacks(0) |

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